・・・続き7
「子どもが自分の誇りである」と言う表現を惜しまないように
日本の親は人の前で子どもを、「本当に恥ずかしがり屋で、しょうがない子なんですよ」「まだまだネンネで」などいいながら自慢しています。欧米の両親は子どもを人前で褒めることをはばかりません。「とても人に親切で」とか「学校が本当に好きな子で」などいうと、子どももとても嬉しそうな顔をします。本当に気持ちの良いものです。
人前でも褒め、また子どもがよいことをしたらその行動を描写して褒め、子どもが親の誇りであることを伝えましょう。これが子どもの自尊心を高め、親をもっと好きになって、愛着の絆を深めます。
「私は親からこのようなことをされたことが無いので、私のこどもに出来ません」などといわないでください。何度も言いますが、私たちの脳は行動することによってそのように思い込む「フィードバック」機能があり、やっているうちに自然にできるようになり、子どもが貴女を慕い、可愛い言動をするようになってきます。そうしたら「可愛い」と思えなかった子も、とても可愛くなるでしょう。それでも貴女の周りに、あなたの努力をサポートしてくれ、子どもの成長を一緒に喜んでくれる人がいると、もっとやり易いですね。
次回はこのようなサポートを一週間一回6ヶ月間家庭訪問で実践しているオレゴン州のヘルシースタートのプログラムをお話します。
(第2回了)
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