レポート/引土絵未
 ・・続き3

 最後に、こ山さとし氏による心に響く演奏の後、Amityのお二人からインターネット講演が行われる予定だったが、残念ながら通信状態が非常に悪かったため、メッセージが代読された。その一部をご紹介する。

 「感情的な知性は、何が人道的に必要かということに導いてくれます。これらは、徹底的に正直になることでもたらされます。みなさん想像してみてください。学校や政府の中で感情について学んでいる姿を。感情についての学びは、人生を振り返ることから始まります。例えば、あなたの親友は誰でしたか?人生で一番悲しかったことは何ですか?思いやりを感じる瞬間はどんな時ですか?人は誰でも人生の春を迎えたいと思っています。そして、子どもたちも春を迎える必要があるのです。」

 今回のフォーラムは、タイトルの通り様々な挑戦であった。まずは、従来のアディクション回復支援にさらなる解決策を見出したいと新たな取り組みに挑戦し、無事にフォーラムを終えた奈良ダルクのスタッフ一同にお疲れ様とありがとうを伝えたい。

 そして、これから奈良ダルクがTeaching & Therapeutic Communityとして成長していくためにも、フォーラムの中で伝えられた専門職の経験からの懸念に耳を傾けてほしいと願う。当事者でも専門職でも、自身の技術について謙虚な姿勢で常に精査されることによってその力を発揮する事ができる。そして、専門職も奈良ダルクが発する当事者の力と手を取り合い、新たなパラダイムへの扉を開くことができると信じている。

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