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December-2006 |
「気持ち」ってとってもむずかしいですね。誰だって、つらいこと、かなしいことはいや。でも、だからって感じないように抑えつけてしまうと、今度はうれしいとか楽しいということも感じなくなってしまいます。だから、自分の気持ちに気づいてあげることってとっても大事なんですね。
気持ちにきづく、感情を感じる、イコール爆発ではありません。抑えつけているから爆発しちゃう。そうすると、そんな自分が嫌になって、また抑えこんでしまう。その繰り返し。でもちゃんと感じて気づいていたら、ちゃんと表現もできるようになります。穏やかにしていても怒りは表現できるんです。どうしたら?っていう人におすすめの本をご紹介します。 |
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「だめよ、デイビッド!」
デイビッド・シャノンさく 小川仁央訳
評論社
デイビッドのママはいつも言います。だめよ、デイビッドって。書かれている言葉はママのしかり声のみ。絵を見るとデイビッドが、泥だらけでジュータンを汚したり、お風呂のお湯をあふれさせたり、次々にいろんなことをやらかしています。デイビッドのママでなくても怒鳴りたくなる?でも、最後でママはしょげているデイビッドをしっかり抱きしめます。好奇心とエネルギーにあふれた子はその気がなくても叱られることをしてしまいます。叱っても怒鳴っても、しっかり抱きしめてあげるられるといいですよね。
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「自分を好きになる本」
パット・パルマー著 eqPress訳
広瀬弦画 径書房 1991年刊 1575円
自分を好きになる、ってむずかしいことではありません、この本によれば。まずは、自分の大好きなことをしてみる。自分の得意なこと、好きなことを探してみる。それから、自分の気持ちに気づく。自分がどんな気持ちかを話してみる、などなど。やっぱりむずかしそう?本文の下の方に、小さな文字でゲームやワークが書いてあります。やってみましょうか。やらずに読み進めてもいいですよ。この本を読んだこと、それがあなたが自分を好きになるためのスタートなのですから。 |
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