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「カイちゃんのこわいこわい」
マッツ・レテン さく なかたかずこ やく
小峰書店
カイちゃんがトラのお面をかぶって、グウォー。おかあさんが「きゃー、こわい」。こんどはおかあさん。お母さんのトラがグウォーと叫んだら、カイちゃんは怖くて泣き出してしまいました。お面を取ったお母さんにだっこされて、泣きやんだカイちゃん。2、3歳の子どもの姿を良く現しています。
幼い子には、脅しや冗談が本当の恐怖になってしまいます。ちゃんと種明かしをして、よく見たら恐怖を克服できること、を繰り返し学べるといいですね。
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「リサのこわいゆめ」
アン・グッドマン ぶん
ゲオルグ・ハレンスレーベン え
石津ちひろ やく ブロンズ新社
リサは、お化けオオカミの映画を見て以来、オオカミに襲われる怖い夢を見るようになりました。お父さんやお母さんに言っても、オオカミは追っかけてくるのです。
ある時、動物園で、オオカミに出会いました。リサはそのオオカミと友達になり、怖いお化けオオカミは夢には出てこなくなりました。怖いと思っていたものは本当は怖くない。よく知ると恐怖はなくなることを伝えてくれます。リサがずーっと檻の前に立ちつくし、オオカミと友達になるまでの間、待っててくれる家族がすてきだなと思います。 |
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「十三夜はおそろしい本」
梅田俊作・佳子作 童心社
おつかいの帰りに立ち寄ったお化け屋敷は、何のことはない仕掛けばかり。でも蛇女の部屋の前には見せ物より怖いいじめっ子のケンがいた。電気が消えた小屋から逃げ出すと、ケンも追いかけてきた。でもその先に白いものが見えた途端、ケンは叫んで逃げ出した。
腰を抜かした僕の前には、白塗りの蛇女のメイクをしたおっちゃん。「おなかに力を入れて しっかり見てみい」おっちゃんの言葉が身にしみます |
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