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“すき”という気持ちはとても大切だけれど、普段は中々表現できないものです。特に家族であれば、好きなのは当然。わざわざ言葉にしなくてもとか、表現する必要もない、などとなっているのではないでしょうか。でもそれって、とってももったいないことです。好きという気持ちを思い出してみてください。本当にほっこりしてきませんか。それを言葉にすると、その暖かさが周囲に広がっていく、そんな気がします。
欧米では、家族に好きと表現するのは当然のこと。他の人に家族を自慢したり、紹介するときにいいところを上げてほめながら紹介します。プラスの感情を表現するのはとても前向きで素敵な習慣ですよね。
100%好きでなくてもいいのです。人は色々な面を持っていますから、ここが好き、ここがあの人のいいところ、そういうところを見つけて、そこが好き、といってみてはいかがでしょうか。
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「すきなの だあれ?」
文 マーティン・ワッデル
絵 カミーラ・アッシュフォース
訳 黒木瞳 小学館
こねこのホリーは、お休みなさいの用意をしながら“おやすみなさいゲーム”をするのが大好きです。それは、ママがホリーに「すきなのだあれ?」と聞くゲームです。ホリーは、お風呂に入りながら「おじいちゃん、○○だから」「おばあちゃん、、、」と答えていきます。「すき」という気持ちをストレートに表すホリー。最後にはママに「ママもホリーが大好きよ」といって抱きしめてもらい、安心して眠りにつく姿が描かれています。
みなさんも「すきなのだあれ」ゲームをしてみてください。5人、10人と交互に上げてみるのも楽しいですよ。ちゃんとホリーのように理由をつけて下さいね。
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「うちにあかちゃんがうまれるの」
いとうえみこ・文 伊藤泰寛・写真
ポプラ社
6歳のまなかちゃんの語りです。お母さんの大きなおなかの中にいる赤ちゃんによびかけているまなかちゃんやおにいちゃんたち。自宅のお風呂で助産師に見守られての出産。生まれてきた小さな赤ちゃんをだっこするまなかちゃんやお兄ちゃん。カメラマンのお父さんが撮った写真から、あかちゃんが可愛いと家族が想いをよせている様子が伝わってきます。こんな出産、生まれ方もあるのだな、と幸せ感をお裾分けしてもらった感じのする絵本です。
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