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  子ども虐待防止を読み解く「ことば」として、4番目に「表現アートセラピー」をあげたいと思います。この自由で創造的なセラピーの手法は、暴力から身を守ること、暴力からの回復につながります。

  綿引美香さんは、欧米で表現アートセラピーを学び、病院で臨床経験を積み重ねて1年前に日本に帰ってきました。綿引さんは、表現アートセラピストとして、精神を病んだ相談者に最初にこうはっきりと伝えられるといいます。「治ります。私も治りましたから」と。綿引さんは表現アートセラピーと出会い、自らの子ども時代からのトラウマ体験が癒され、欧米で学びを深めました。その後、臨床現場で精神障害者の患者たちが自らの創造的な力を持って癒されていく姿を目の当たりにして、衝撃と感動を得て、「この仕事をしていきたい」と、強い決意を持って、表現アートセラピストとしての道を歩み始めました。

  表現アートセラピーという新たなセラピーとは一体どのようなものか、どのような可能性があるのか、どのように人の心と体が癒されていくのか、表現アートセラピーは、綿引さんにどのような変化をもたらしたのか、その創造的な手法によって、人はどのような癒しのプロセスを経ていくのか、表現アートセラピーの真実を伝えていただきます。

5-Dec-2007 
レポート/オレンジリボンネット管理人 
箱崎幸恵 

   

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